2011年4月7日木曜日

スーベニア・フロム・コラボレーション・トーキョー・フラクタル

わたしは美術館が好き。大好き。
これは理屈云々ではなく、脊髄反射のようなどうしようもない衝動。
管理が行き届いていなかったり、企画がつまらなかったり、
そんな美術館でも 無条件に愛せる。
犬が主人に向ける愛情のような類いかな。

私どもの会社は、
展覧会などの仕事をいくつか手がけてきた。
展示デザインや図録デザイン、販売品なども少々。
でも私の「美術館好き」を満たすほどではない。 

ここ2年くらいで、弊社に大きな変化が始まっている。
ある人に出会ってから、美術館に携わる仕事が増えている。
すごく嬉しいのだけれども、
正しくは、結果的に美術館の仕事になっているだけで、
本当に価値を感じているのは楽しいコラボレーション。
素材や目的はなんでもいい。

前述のように美術館愛の強い自分が、
それに携われることよりも、
コラボレーションによる生産の方に喜びを感じているんだから、
かなりのもんです。

学生時代から、誰かと一緒に物を作ろうとすると、
まずうまくいかない。
お互い認め合って決起するのだが、いずれダメになる。
広告賞に出すために、
「救心」の課題をえらび、
ハムスターをモデルにした広告を作ったことがある。
3人で。
内容は秘密。

結局、途中で私は降りた。
私が行動を共にできたのはモデル用に買ったハムスターだけ。
命を終えるまでいい相棒だった。
名前は「サブリナ」。
かわいかった。
高幡不動尊近くの小学校の桜の木の下に眠っています。


そんな私が、コラボレーションを楽しんでいる。
志は一緒でも、もとの畑が違う者どうしだからなのだろうか?
言い合いも、駄目だし合いも、褒め合いも、うまくいっていると思う。
分業のつもりでスタートしても、結局はフラクタル。
意図せず、結果的にコラボレーションになっているところがミソなのかな?

今、ユニット名を考えています。


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